1949-09-09 第5回国会 衆議院 商工委員会 第33号
ただしかしながら目先の現実として考えますならば、そのような需要が急激にふえるということもなかなか考えられませんし、また現実問題として著しく消費部門の方は安い値段で、今まで銅を消費しておつたというような事情もございますが、ある程度國際價格に近い値段で買い取られるという条件もなかなかございませんので、そこらのとろに問題のむつかしさがあるわけであります。
ただしかしながら目先の現実として考えますならば、そのような需要が急激にふえるということもなかなか考えられませんし、また現実問題として著しく消費部門の方は安い値段で、今まで銅を消費しておつたというような事情もございますが、ある程度國際價格に近い値段で買い取られるという条件もなかなかございませんので、そこらのとろに問題のむつかしさがあるわけであります。
今後結局においてその商品が國際價格であります以上、國際價格を目安に採算を考えて行くよりほかしようがない。ただその國際價格によりますれば、その品物品物の國際経済との接触の度合い、ニユアンスというものがございますので、物によりますれば輸入價格により、あるいは物によりますれば輸出價格による、あるいは向うの写真相場による。
起ることが自然に國際價格のさや寄せの方向に持つて行くゆえんだと、私はかように考えております。しかしながら、それでは全部それがそれでいいかと申しますと、なお今日どうしても企業合理化の線から言いましても、またいろいろな線から言つても、ここになおかつ保持して行かなければならぬという價格体系もあり得ると私は思うのであります。
○今澄委員 そこであとの質問もあろうと思いますので、簡單にいたしますが、國際價格に連繋した自由價格を設定するという通商第一主義の方針も、ポンドの引下げ問題であるとか、あるいはアメリカの不況であるとかいような情勢で、滞貨がたまつていることは御承知の通りであります。
自由な面を生かすということはどういうことかと申しますと、御承知のように為替の一本ルートが設定されて、國際價格と直結いたした今日においては、日本の價格もまた國際價格にさや寄せされることに当然であります。
すでに米價の問題について大藏大臣自身が、補給金をやめることによつてただちに國際價格とのさや寄せを企図したような水準として、米價の一つの基準を示されておることによつても、私はあながち單なる臆説ではないと思う。
大藏大臣は東北地方におきまして、補給金を廃して國際價格にさやよせするという根拠に基いて、五千円という米價の問題が発表せられております。今大臣は、井上君の質問に対しまして、價格形成方式については、今発表の時期ではないと言われたのでありますが、この大藏大臣が発表せられた五千円の、この價格の方式に対しては、農林大臣はどういう考えを持つておられますか。
精神的な協力をいたしまして、一日も早く能率的な生産、すなわちコストが切下げられまして、貿易不振の最大原因になつておりますところの國際價格の段階とのしわ寄せ及びさや寄せをいたしまして、國際経済に参加できる態勢をとつて参りたい、こういう総合的な施策をとつております。
いずれも具体的に研究しておりますものがちらほら出ているという税の段階でございまして、勿論政府としまして方針を決めまして向うに出す段階にまでは参つておらないのでございますが、何と申しましても食糧の輸入補給金を來年あたりはどうするか、それから國内におきましても鉄鋼、肥料、それから石炭、これらの補給金が大部分を占めますが、肥料の補給金なんかは例えば補給金を出して米價を安くする方がいいのか、或いは主食の國際價格等
この点につきましても、補給金を外せば財政は確かに樂になるのでありますが、その影響というものが物價の方にどう響くか、賃金の方にどう響くか、問題を國際的に見ますならば、國際價格と國内價格とが現在非常に不均衡になつております。
実際十八セント半という國際價格は、日本の消費者價格より安くなつておるのであります。問題はここにひそんでおるのでありまして、國際價格と日本の消費者の價格、生産價格、しかも日本の生産價格というものが、故銅と、鉱石からできますところの銅から成り立つておる。こういう根本的な問題をあれこれ総合いたしましてこれを解決をいたして行かなければならないのであります。
これは銅は早晩國際價格によつて支配されなければならぬ運命にあると思いますけれども、銅の滯賃の処置並びに價格政策についてお考えがありましたら、その御所見を伺わしていただきたいのであります。
この補給金が結局國際價格へのさや寄せという問題から撤廃されなければならぬ、撤廃すベしという大きな命題にひつかかつております。同時にこれが実施されたあかつきに銅山の稼行が今まで通りに行われるかどうかについて、非常に心配な点があります。その点からしまして、含銅硫化の供給というものはこの面から非常に押えられるという面があります。
そうして農林大臣もたしかに國際價格その他に比べて、過去において米の値段は安かつたのだ。純朴なる農民大衆は、アイツシャー式パリティー方式なるものの具体的計算を御了解願えないだろう。なかなか事こまかに計数について承知をしないだろうと思う。と言われた。こういうようなことで、何年間か日本の農民は安い米債で大体やつて来たのだ。
從いまして、いまただちに國内のすべての物價を國際價格に再編成するということは、なかなか実現困難ではないかと考えております。しかしながら將來の方向といたしまして、國内の價格を國際物價に漸次再編成する方向に向うべきであるということにつきましては、われわれもそういうふうに考えておる次第であります。
次に鉛、亞鉛でありますが、その價格は、國際價格と比べてはなはだしく低位に公定せられておりますために、その増産を阻まれ、その結果として、これまた高價な鉛を外國より輸入しつつあるのであります。從つて、公定價格を世界的水準まで引上げ、もつてその増産をはかることが当面の急務と考えるものであります。
それにつきまして国内資源の開発が何と申しましても第一番でありますので、その意味におきましてそれに必要な資金資材の注入につきましては極力努力しておりますが、特に價格政策につきましては、現在のような國際價格に比べまして低いような價格では、どうしても今後鉱山対策はできないと感じておるのであります。この点につきましては物價廳と相談をいたしまして、その引上げの方向に向つて努力をいたしておる次第であります。
これがためには鉄鋼の消費者價格を小賣企業の段階におきまして吸收し得る限度まで引上げ、それから國際價格に近付けるというような措置を考慮いたしました。それから又黒鉛につきましては、石炭窒素用のみについて補給金を支出することといたしましたし、且つ又これを肥料の安定帶補給金の節約額から支出する。
しかもこの日本のくず鉄のマル公たるや、國際價格の半分もしくは三分の一なのだ。政府は法律で取上げてくれて、損が行くところは國民の血税でまかなつてくれて、それをどんどん独占資本につぎ込んでもらつたら喜ぶだろう。この性格こそが吉田内閣の買弁性格の代表的なものである。こういうものには絶対に反対しなくてはならない。 さらに反対の理由がある。それは何か。
これを國際價格から見れば、わが國の鉛、亞鉛鉱業は十分に採算可能な能率をあげているにもかかわらず、それの價格は政府の不合理な政策の犠牲によつて不当に低位に押えられ、かくて鉛、亞鉛鉱業はおしなべて赤字経営を余儀なくされ、その影響はわれわれ金属鉱山労働者に最も露骨におしかぶさつて、五千四百円賃金ベースの維持も不可能となり、その結果首切り、労働強化、賃金切下げが急速に具体化しつつある。
○谷口政府委員 このたびの價格政策の基礎といたしましては、低位の安定ということで立つておりまして、そのために國際價格との調整の問題は漸進主義をとつたわけであります。そのために輸入補給金が総額において八百三十三億組まれたわけであります。
この点から、日本の経済の段階からすれば、生産水準の低位、資本の欠乏、價格調整金による人為的均衡の維持、價格体系の不調和と國際價格体系よりの遊離、貿易環境の障害等の弱線をいまだに内藏するわが國民経済の段階よりすれば、当然第一に財政規模の縮小、企業の合理化の徹底、價格体系の正常化、資本蓄積の促進、この四つを原則として國民経済に急激なる衝撃を與えざるようインフレをスロー・ダウンさせる基本方針をとるべきだつたのであります
重油その他の関係では一部値下りのようなものがありましたが、とにかく二十四年度は新しい時代に應じての價格という観点から、ああいつた價格の改訂が出たのでございますが、それに関連いたしまして、ただいまお話の原油の問題につきましても、かなり國際價格との関連から見ましても、現在の原油は非常に割安になるということになつておりますので、その國際價格へのさや寄せというような関連から、ただいま檢討しております。
お説誠に御尤もなことだと存じまするが、御承知の通り、我が日本の経済は、これまでいわば外國の價格、即ち國際價格というものとは全く絶縁しておつたような状態でありますので、この機会に國際價格に鞘寄せして行くという方向を取つて参りますので、その点も尚考えては参りますが、今のところその凸凹というような点について勿論考えても参りますけれども、尚それを全体的にどうするかということについては、尚研究中に属しておる次第